令和6年1月11日(木)広島市安芸区の矢野公民館の「満福大学」という行事で、「終活と税金」のテーマで、相続税・贈与税のお話をしました。贈与税に関して今月から大きな税制改正が施行されており、皆さん興味を大いに持って聴いていただきました。
終活に関する税金と言えば、相続税と贈与税しかありません。
そして、贈与と言えば「110万円贈与」が親しみやすいですが、今月からの税制改正により持ち戻し期間が7年に延長され、相続税の節税効果がかなり薄れることになりました。
そして、同時に行われる税制改正で、相続時精算課税贈与に新たに110万円の基礎控除の枠が設定されたことにより、その運用が大きく注目されております。
このあたりの改正点を面白くわかりやすく解説させていただきました。
途中プロジェクターの故障によりセミナーが中断する事態もありましたが、何とか聴講者の集中力を切らすことなく、無事セミナーを終えることができました。
セミナー終了後には、相続時精算課税贈与の考え方の確認とか、生前贈与の落とし穴となる「名義預金」とか、皆さんが日頃から気になっていることも質問を多く受けました。
日頃から税理士とお話する機会も少ない皆さんと交流をすることができて、大変有意義だったと思います。
今回のイベントに関して、定員60名のところが10名以上もキャンセル待ちという状態になり、7月に再度同じ内容でのセミナー開催となるようです。