最近の相続税申告案件に、弁護士案件が増えてます!
まず、相続時のトラブルは増加傾向にあります。
家庭裁判所の相続に関する調停・審判件数を調べると
2000年 8,889件→2020年 11,303件
と30%増と明らかに増加傾向にあります。
しかも、代理人(弁護士)の関与割合は
2003年 61.8%→2018年 79.8%
とこれも明らかな増加傾向です。
これは核家族化が進むにしたがって、家族間のコミュニケーションが希薄になるにしたがって、
相続のトラブル性が増し、
弁護士が介在する案件が増えてきたということでしょう。
私の事務所の相続税申告案件の中にも、
①遺産分割調停案件
だけでなく
➁遺留分侵害請求案件
③遺言無効請求案件
もあります。
「父親が母親に全財産を遺贈する」といった遺言を無効として
子供が裁判所に訴えた案件もありました。
今後は相続人同士の合意に向けての努力が必要な
遺産分割協議が益々困難になっていくように思われます。
それを避けるためには
まず遺言を書かないといけないと思います。
コストのかからない自筆遺言もいいですが、
遺言無効の訴訟をうけにくい
公正証書遺言
を書かれることをお勧めします。
また、それも遺留分侵害請求をも考慮した遺言、相続税負担も考慮した遺言ということであれば
相続に強い税理士事務所にご相談されることをお勧めします。
相続税申告相談プラザひろしまは初回相談は無料対応ですので、気軽にご相談いただけます。
FMちゅーピー令和4年2月3日放送分(放送開始95回目)