多くの方が生命保険に加入されています。もしもの場合にと被相続人の方が契約された生命保険の死亡保険金を早く受け取るべきとは思いますが、その方法を説明します。
大切なご家族を亡くされ、悲しむ余裕のないまま残されたご家族は葬儀の準備や様々な行政手続きなどやるべきことに追われてしまいます。
広島の皆様はまず、お亡くなりになられた方が生命保険に加入していたかどうかを確認しましょう。生命保険に加入していた場合には契約内容を確認して、受け取りのための請求を行います。生命保険を受け取ることによって、相続税の支払いの際の現金の確保や、後の生活の支えになるなど相続人にとってもメリットは多くなります。
生命保険の契約内容の確認は非常に重要で、条件によっては保険金を受け取れない場合もあります。広島の皆様、まずは死亡保険金を受け取るまでの流れを確認していきましょう。
死亡保険金を受け取るための手続き
- ご逝去(死亡保険金の受け取り事由の発生)
- 「保険契約者」もしくは「保険金受取人」が生命保険会社に連絡します。
- 必要書類の案内と保険金請求書が生命保険会社から送られてきます。
- 保険金受取人が請求手続きをおこないます。
- 生命保険会社が書類を受け取り、支払の可否を判断します。
- 死亡保険金を受け取ります。
以上が基本的な流れになります。
場合により複雑にもなる死亡保険金の手続き
上記の手続きの流れだけを見ますと、死亡保険金の受け取りは意外と簡単だと思われる方もいるかと思いますが、生命保険は遺産相続にも関わる重要な部分であるため、亡くなった方の立場によっては複雑になることもあります。
亡くなられた方が、生命保険をかけられていた被保険者なのか、生命保険の契約者なのかによって手続きの方法は異なります。
亡くなられた方が、生命保険の被保険者であった際は、前述した流れで受取人が死亡保険金請求の手続きをおこないます。
亡くなられた方が保険の契約者だった場合の手続きはどうなるのでしょう?
亡くなられた方が「保険契約者であり受取人」であった場合、死亡保険金は相続財産になります。このような場合、相続人が複数いるのであれば、受け取った保険金は遺産分割協議が必要となりますのでご注意ください。
また亡くなられた方が保険契約者のみの場合には、相続により「保険契約者としての地位」が引き継がれますので、保険契約を継続する際は、遺産分割協議においてだれがこの地位を引き継ぐのかを決めます。
詳しい生命保険に関わる税金についてのご説明は下記のリンクをご参照ください。
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